Will Downing – Soul Rising (2023)

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MazeのFrankie Beverly、Michaelの兄 Tito Jacksonと最近の訃報続きにブルーにならざるをえないです こういう時はそれぞれのアーティストのナンバーを振り返るのも辛いですね

Luther VandrossやJesse Powellの時もそうでした。しばらく凹むので現実から逃避したくあえて音を避けたりする期間がありました 今は聴けますが

さて今日は発売に気づかなかったWill DowningのSoul Risingです

2023年にリリースされていたのですが皆さんご存知でしたでしょうか わたしはまったく知りませんでした

7トラックのミニマルな内容ですが本当に素晴らしいアルバムでした。このアルバムが日本で話題にならなかった(俺が知らなかっただけ?)のが不思議です。

情報によりますと2023年の1月に娘さんを亡くしたようなんですね。しかも自ら命を絶ったのこと・・・想像を絶する悲しみがあったはずですが、彼は冷静に振り返りそして娘さんを讃えるナンバーを書きました。タイトルは”Till We Meet Again“です。その後も曲を書きこのアルバムにたどり着いたとのこと。

奇しくもFrankie Beverly激似な”House Of Love“が今となれば不思議にリスペクトされたナンバーです。豊潤なソウルナンバーがとても心を穏やかにさせてくれます。Will Downingって深みのあるいい喉なんです。

そしてStylisticsの”You’re As Right As Rain“が。Linda Creed/Thom Bell作ですね。フィリー名作ですが原曲に忠実なホルンや鉄琴の使用、美しい女性コーラスとあまりの贅沢な音を聴きながら崩れ落ちそうになります。

他の4曲も悲しみから自らをコントロールし、光を見出すようなソウル・ミュージックは愛に満ち溢れています。

本当にいいアルバムでフィジカルが欲しいところですが、なんとレコードは限定100枚プレスだったとのこと。う~む、英国現地でゲットしたかったなぁ。

hiroo

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