Shadow / Shadows In The Streets

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“Shadow”….元Ohio Playersに在籍していたBilly Beck,Clarence’Chet’ Willis,James ‘Diamond’Williamsの3人からなるグループだ。しかもBilly Beckはロジャーファミリーのナイスなファンクユニット”Human Body” に後に在籍する重要人物である。

1979〜1981年までに3枚のアルバムを残しており、これが最後のアルバムにあたる。このアルバムでは2ndと同じくLeon Wareが製作を指揮。

まずはA-1″Born To Hustle”。車のクラクションから始まるイントロからしてかっちょいい。そして哀愁のあるギターフレーズとけだるさがなんともいえないヴォーカルに、聞き入ってしまう。引き続きA-2″Best Lady”は大好きなナンバー。なんといっても3人がうまく掛け合うヴォーカルワークが最高。サウンドもアーリー80’sにある生音と軽めのシンセ音がうまくミックス、ああ、ツボ突かれるなぁ。
続くA-3″Piece A Cake”は早くもこのアルバムのハイライトに。Leon Wareがかなり製作に介入しているであろう泣きのコーラスと暗めな旋律がなんともいえない世界を繰り広げ、まったりと踊りたくなってしまう。

ファンクバンドとしては少しパンチは欠け、Human Bodyをおとなしくした印象に感じたが、それを補うメロウな旋律にこのバンドしか味わえないものを感じたアルバムであった。

hiroo

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