Taj Jackson
検索しますと、なんと間違えやすいことか。
Taj Jackson。その名のひとりは、マイケルジャクソンとは叔父の関係で、グループ3TのメンバーであったTaj。
現在はマイケル生前にお互いに約束したゾンビ映画「Code Z」の製作を継ぐことに集中してるらしい。ようは映画監督のスタートといったところか。
もうひとりのTaj Jackson。
デビュー直前のR&Bアーティスト。HMVの情報によれば(笑)、
Joeの「Beautiful」のソングライターとしての実力を認められ、ヒットメイカーStarGateとチームを組み、ファミリー同然に仕事をするようになりNe-YoやStevie Wonder、Janet Jacksonら大物アーティストの作品から、「Wait For You」であのElliott Yaminをスターに導くなど裏方としては超一流の人物として知られる。
ということらしい。そんなやつしらなんだ(笑)。
日本発売”It’s Taj Jackson” (Manhattan Records 4月14日)で日本先行デビューのようだ。
Blayse-Lionel RichieのForever、Lionel RichieのThink Of You、Ruben StuddardのTogetherをカバー。
なぜにオリジナルナンバーが出て間もないのに、カバーするのかその辺りが理解できないが。
ほとんどのナンバーがStargate製作ということでだいたい想像のつく、楽曲とわかる。あとは声はどうなんだろう。
デビュー前なのに、相当なナンバーがリーク可能なことがわかり、申し訳ないが聴いてみた。
Ne-Yo極似といったところか、美メロの連続であった。優しいテナーとファルセットの美声が曲調にマッチしている。メジャーシーンはほとんどこの手の声、というのがお決りのようだ。路線上のSteve Hoangはまぁ好きだし、嫌いではないのだが皆、右に倣えになっており、正直食傷気味になっているのが本音だが。
StargateといえばNe-Yoが真っ先に思い起こさせるが。ハウス寄りのナンバーが多くなると、ほんとに二番煎じになるので、美メロ・ミッド中心に活動して欲しいもんである。ただ前述のようにこの路線は若干賞味期限が近くなりつつあるので、本人のオリジナリティで突出できるものがこれからできるのか、要注目。