Danny Boy / It’s About Time

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Death Rowに所属していた不遇の名シンガーDanny Boyのアルバムが発売されました。
知らぬ間にDeath RowはWIDE awakeという会社に買い取られていたんですね。現在過去音源の発掘が始まり、Danny Boyもリリースにいたったようです。
現在のDanny Boyの声ではなさそうですが、それでもDJ Quikを中心とした楽曲でのナンバーは逆に現在のR&Bシーンでは求め得ることが不可能かと思われ、とても貴重なアルバムリリースとなりました。
15曲中10曲はDJ Quik作品、それがまた素晴らしいのです。このひとは現代のファンカーでありながら、荒削りなところがなく、ミッド・スロウの艶めかしい楽曲にメロメロにさせられます。So In Loveから続く3曲は完璧です。
Devante作品も、Quikよりトークボックスを使用しており、驚かされました。トークボックスといえば5曲目には故Roger Troutmanをフューチャーしたナンバーもあり、これだけでも話題になりそうです。
これら楽曲に身を委ね、しっかり自分のものにし歌い上げるDanny Boy。甘い声質ながら、抑揚をつけたエモーショナルな歌声を何度も聞かせてくれます。これぞR&Bシンガーと唸ってしまいました。
myspaceを見ますと”Based On A True Story”というNew Albumがカミングスーンとなっていますが、既にだいぶ前から告知されているらしく、リリースは頓挫気味なのかもしれません。
是非、現在の声も聴いてみたいですね。

hiroo

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