Taurus Soul / I’m Yours
最近、R&Bの大御所が原点回帰、生音に戻ってきてるやん。これはここ数年の心に響くR&Bが枯渇してるということの反動。
本物が賑わい出すシーンが絶対にきますよ。2011年、新たに期待して、いろんなR&B・SOULに触れていきましょうや。
「R&B SOULのプリンス、Next Ne-Yo」、キター!俺の嫌いなフレーズ(笑)。そんなフレコミで発売されたTaurus Soul。デビュー作I’m Yoursの発売から1年は経ってしまいましたが、王子にはなれなかったようで(笑)。
いかにもNe-Yoを意識した出で立ちのジャケ姿。まあ、そんな匂いのするナンバーもありますが、本人は少しばかりソウル寄りの表現が好みのようです。
後半は現在の潮流で、アッパーなハウスタッチ。ところが前半を占めるミッド・スロウ群はけっこう聞かせるナンバーで、素晴らしい喉の持ち主であることが判明。
ライブではAl Green, Stevie Wonderなどのオールドソウルをカバーしてるようで、地声とファルセットを自由自在に使いこなすことができるディープシンガーのようです。
歌唱力があるので、もう少しクラッシックなアルバムにすれば逆に万人に知れ渡ったのでは、と残念に思いました。