Tuxedo / 2LP アナログ盤
私的に今年最大のヒットであるTuxedoのアナログ盤を購入。CDでは味わえないサムシングが必ずあるwという期待を抑えきれず買ってしまった。最近、音楽の楽しみ方がアナログ寄りになっているので、特に80’sという音をリバイバルした彼らの音楽の楽しみ方にはぴったりではないか。
Mayer Hawthorneという男は相当なソウル・オタクであることが最近わかったきたので、フィジカルとして普通にアナログ、またカセットまで発売したことに頷いてしまう。
まずは佇まい。2LPのボリュームであった。なぜかはわからない。おおよそ46分くらいの容量であれば1枚で済むはず。贅沢に溝を使っている。当然、ジャケットは見開きになる。CDでもそうであったが、ジャケットインナーはRoland JUPITER-8にもたれかかるヒップむき出しのレイディ。Ohio Playersのアルバムまでのエロさはないが、おそらくその時代の輝きを踏襲しているな。
さて、音源はどうか。アナログ独特のジャケットからわざわざ出して、A面を確認しながら針を落とす。おのずとプチプチ音から入る。音を聞くまでで気持ちが昂る(アホ
音圧はCDとそう変わらない。元々TuxedoのCDは音圧バランスがいい。むやみにボリュームを上げても破綻がない。もちろんLPはもっと安定している。
一番に確認したのが、Tuxedo Grooveというインストナンバーだ。CDで聴くとエラーするような僅かなノイズがあり気になっていた。が、このアナログでも同じ音があった。うーむ、なぜこんな音が。。。定かではないが、気にせんでよいか。
曲の内容に関して言えば、Tuxedo/Tuxedoで語ったので割愛する。2枚組のアルバムで曲の振り方が、2枚目(サイドC)が俺の好きなI Got Uからスタートするところのプレス順は練られているなと思った。アルバムを作品として聞いて欲しいという製作者側の意図が見える。これたわいないことだが、音だけでなくアルバムという大切さを伝えようとするTuxedoの思惑、とても好感が持てる。
※画像はOne Way/Cutie Pieに似たデザイン・アイデアだったので記念に並べてみたw