Billy Ocean / Love Zone

Bruno Mars – 24K Magic、本当に凄いアルバムですね。毎日1度はフルで聞いてます。忘れかけていたあの時代の音を呼び戻してくれます。もちろん、80~90’sをいつも聞いてるのですが、たとえばブラコン全盛時の時のアルバムって、やはり置き去りにしてしまいがち。Peabo BrysonやGeorge Benson、Glenn JonesにFreddie Jackson・・・やっぱりいいなと再認識させてくれました。

その流れでBilly Ocean。
Billy Oceanを知ったのはCaribbean Queenからだったのかなと。キャッチーではありましたね。日本でも相当流れていたと思います。続くSuddenleyもいいなと思ったけど、リチ夫君のHelloのようなポップバラッド的で黒くは感じなかった。Get Outta My Dreams, Get Into My Carもヒットしたけど、もうポップフィールドのひとなのか?としか思えなかったね。嫌いではなかったけど。
でもこの狭間にあるLove Zoneはいいアルバムでした。Barry Eastmondが製作した感情に訴えかけるような作品がいくつかあり、しかも音がブラコン真っ芯。When the Going Gets Tough, The Tough Get Goingはやはりポップな味付けだが、当時の打ち出し方からすればしかたないのかなと。
タイトルソング、Love Zone。野太いベースと煌くシンセ、時折絡むギターの音色、やばいです。素晴らしいミッドバラッドです。

Without You、染みるナンバーでこれもいい。AOR的ではあるが、嫌味がない。そして泣ける名曲、There’ll Be Sad Songs (To Make You Cry)。旋律や情感たっぷりの喉、いいナンバーでないですか。俺はAtlantic StarrのAlwaysもいける口なのでw、このベタなバラッドも好きなんだよな。

It’s Never Too Late To Try。このナンバーはSurfaceのようなシンプルな808サウンドがたまらない。後半のアコギソロなんぞ泣ける。
ラストのLove Is Forever。このナンバーも最高ブラコンナンバーといえる。こういう一歩間違えれば恥ずかしいバラッドだが、微妙なさじ加減でつくられている。Barry Eastmondだからこそなし得る名曲。ギターはいらなかったとは思うがw。
どうでもいいナンバーも数曲あるが、まとまりのあるブラコンアルバムかな。U.S. Billboard R&B AlbumsでNo.1になるだけあって、R&Bフィールドでも断然支持された名盤。

hiroo

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