Silk / Smooth As Silk
梅雨が明けたのもつかの間、次は連日の猛暑で身体を蝕む高温でたまったもんでないです。またこの暑さが長く続くんやろね。うんざりですわ。
きょうはSilk。シカゴの3人組だ。このグループの2枚目は随分前に投稿していた。普段スウィートソウルは冬場限定、もしくは深夜に泥酔してる時間wにしか聴かないが、棚を整理していたら久しぶりに懐かしくもエロく素敵なジャケに手がとまった。このアルバムはスウィートソウル名盤でディスクガイド本やソウルバーでもよく取り上げられている。LPはレアな部類に入るが海外では安価で流通している。日本はありがたいことに2ndとのカップリングやUnidiscでCD化されており誰もが手にとれ流通に支障なし。この初CDは92年リリースで解説は松尾潔さんがライターされている。
プレリュードレーベルとういうことで D-トレインやジョセリンブラウンのいわゆるニューヨーク系のダンサーを思い起こされるが、ここは77年、これからがディスコどうなるのといった時代、内容はスウィートソウルの甘めスロウとフィリー系のダンサーでまとまっている。A-1″I Know I Didn’t Do You Wrong”というスロウは72~3年のフィラデルフィアのコーラスグループそのもので、後半の絶叫ファルセットと淡々と落ち着かせるコーラスの対比はかなりのものである。フィリーダンサーA-4″Call Me”も天を仰ぎながら踊りたくなる。
赤いマニュキュアと漆黒の肌とのコントラスト、ジャケットを見ながら部屋の明かりを落とし、酒を呑みながら聴くとそう、立派なソウル空間が生まれる。