96時間 / TAKEN
先週末は非常におとなしくしておりました。
土曜日は日中に渋谷でお仕事。数時間で終了したものですから、あとの時間は日課のジョギング。
本日は映画を1本と、1時間昼寝(笑)、夕方に選挙投票でございました。
映画は久々です。007以降ですから半年くらい見てなかったなぁ。いかんわ。
で、きょうは「96時間」を。
■Story
17歳になったばかりのキムが、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアンは、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。
■Comment
こんなに娘かわいいの親バカ映画はアメリカでしか作れないですわ。家族愛はわかるが、助けに行くことは別して、24時間娘のことを考えているという、日本ならドンビキ親父なのかもしれん。
製作はリュックベッソン。TAXIシリーズの監督ですね。スピード感ある映像は時間を感じさせません。
舞台はフランス。町のイメージとは違う売春目的で人身売買する組織のアジトに乗り込み、父親リーアム・ニーソンがことごとくプロフェッショナルに追い詰めます。
元来、ボーンシリーズが好きな私には、この手のアクションは好物のようで、見てて痛快でした。
細かいことを気にかければ、突っ込みどころも満載なんですが、娘のことを助けるのに、一人でここまでやるかと57才のリーアムをひたすら応援するのでありました。
旧知の悪徳官僚の自宅で、奥さんを撃ってしまうシーンには、手段を選ばないなと驚きも。あくまでも冷徹な姿に痺れました。
まあ、子を想う父親の姿としては、ありなのかもしれませんが、ちーと甘すぎる部分も。
ストーリー的に捻りがなかったのと、主人公以外に人物像の表現が希薄だったのがB級の部類といえますかな。