Average White Band – Shine
みなさまお変わりありませんか?ほんと大変なことになりましたね。俺もここまで日本でウィルスが広がるなんて3月初めには考えもしませんでした。なんでしょうね、正常性バイアス、自分らは大丈夫っていう甘い考え、想い、ありました。今や外出、仕事の自粛、ここは踏ん張り時です。
音楽は自宅で沢山聴けます。普段、仕事で時間もなくCDやLPも眠ったままだったものを掘り起こせます。きょうはAverage White Band – Shineを。
スコットランドのバンド名のとおり白人中心のファンクバンドなんですが、ノリやボーカルパーフォーマンスが黒人と変わりません。このアルバムは黒さと垣間見る白人特有の軽快感を融合する絶妙なブレンドのナンバーが多い名盤です。
プロデュースはDavid Foster。Earth, Wind & Fireのナンバー”After the love has gone”のような”For You,For Love”(Bill Champlin作)、Ned DohenyとHamish Stuartが作ったとしたらAORなんだけど、らしくないブラックネス迸るファンク”Whatcha’ Gonna Do For Me”はChaka Khanが翌年カバーしヒットした。ベタなディスコの定番と揶揄されることが多いが、どこまでも高揚感が続く”Let’s Go Round Again”等々名曲ばかり。タイトルナンバー”Shine”はホーンやファルセット交じりのリードがGeorge Dukeの”Shine On”を思い起こさせ、Dukeはこのナンバーに感化された?とニヤリとさせられる。
どうも気持ちが塞ぎがちなので、こんな明るいアルバム、いい気分転換になったよ。