Eric Benet at Blue Note Tokyo 2012 【ライブ・レポ】
Eric Benet 来日!
新宿Tower Recordでおこなわれたインストアイベントから、Blue Note Tokyoのライブまでフル参加してきました。
まずインストアイベント。
30分前にタワーのイベントフロアに入ったら、まだ半分くらいの埋まりよう。エリックってあまり人気ないの?と思いきや、開始の9時には満杯でした。
エリックが登場すると拍手と黄色い声!サングラス姿にBOSSのブルゾン、ストール巻てな装いでした。このひと、なにせかっこいいのでイタリアンスーツ(ブリティッシュよりの)なんか似合いそう。
しばしのインタビュー後に1曲ライブをしてくれました。これは予想外。新譜からReal Loveです。
ナレーションでは名古屋公演後とあって喉の調子も考えてワンコーラスだけという予定が、ツーコーラスも歌ってくれました。
目の前であのファルセットですよ。そりゃ感激しますわ。
ラスト、サイン会があって長く列を並びました。エリック、わてのサイン時には油性マジックがかすれ気味になっており、ピースマークを何度もなぞってくれましたw ピースフルな方だwww
もちろんイベント会場では撮影禁止なのですが、エリックご本人がInstagramで記事にしてましたのでカット掲載w
印象としまして、彼はグラミーにノミネートされるほどのビッグアーティストになったにも関わらず、昔から支えてくれた日本のファンを本当に大切にしていると感じました。インストアイベントなんてほとんどしないみたいだし。興行的意味合いを別にしても、ひとりひとりにサインと握手、ちょっとした会話もするなんて、いいひとしか思えません。
Blue Note Tokyoでのライブは17日の2ndに突入。
カウンター前の臨時席とあって、極悪環境でしたがw、楽しめましたよ。昨年のライブより満杯な感じ。そして熱かったような気がします。チケットがなくなるスピードも、前より加速し、ファンが増えてるのではと。大半が90年代から好きな方達ばかりでしょうけど。
前回のカバーはIsley Brothersでしたが今回はRoberta FlackのFeel Like Makin’ Loveでした。George Bensonもカバーしている名曲ですよね。
Eric Benetは前々作くらいから70年代の憧憬をモチーフすることに努めているので、ある意味当然の選曲かもしれません。
やはり、感動は極上ファルセットの2曲、連続で歌ったことでした。Sometimes I Cry~Real Loveと。
現代において、ここまで感情剥き出しにファルセットを駆使するひとは、彼しかいないでしょう。原曲をはるかに凌ぐ抑揚で、聴いてるわたしも身震いしてしまいました。
あとわたしの一番好きなナンバーともいえるYou’re the only oneをラストにもってきたところがにくい。このナンバーこそ、彼の今のポジションまで復活をとげた重要な名曲です。起伏の激しい人生はつくる音楽まで反映していますよね。特にEric Benetは内面が作曲に直結してると思います。
Hurricaneと今のアルバムとの違いでわかります。Better & Betterがお蔵入りになったのなんて、もう忘れるくらい今は上昇気流に乗っていますよね。自身のレーベルまで作って。
最新、前回のアルバムからのナンバー、アンコールのGeorgy Porgyも含め、時間的には短かったものの、とても内容は濃かったです。
できたら毎年来て欲しいです!