Michael Wycoff – On The Line
”Looking Up to You”ネタで使用されあまりにも有名なマイケル・ワイコフ。私もZhaneの”Hey Mr.D.J.“のスムースなトラックに虜になったもんです。
このアルバムはそんなにスムーストラックはないものの(決定的な1曲はあり!!)、バラエティに富んだモダンソウルアルバムとなっておりソウル・ファンには定番と知られていますね。ソウルを聴きだしてからすぐ購入したアルバムでした。
Gary Taylor作の”On The Line“がビシッと決まった80’sファンクで当時のGary Taylorがキレキレだったことを再確認させられます。自身のアルバムG.T.やCarl Anderson、忘れそうなバンドKiddo等でいい仕事をしています。
スロウ系はMichael Masser風なバラッド”There’s No Easy Way“がふんわりソウル度薄めで聴きやすいですね。作者はRichard Jon Smithでした。
そして前振りした決定的な1曲はこれ、B面1曲目の”Tell Me Love“です。
このカッコよさはなんなんでしょうね。リフレインするフックに取りつかれ沸々と奏でるベースラインに身を寄せるともうなんていう心地よさなんでしょう。
ニューヨーク・スタイルな素晴らしいナンバーです。この曲だけでこのアルバムを購入していただいても問題ありません。もちろん12インチでカットもされています。