Nolen And Crossley – Ambience

DeBargeに楽曲を提供してきたMotownのソングライターユニットNolen And Crossley。本道のソウルを嗜んでいる方にはこの軽快さが受け付けないのかもしれないけど、俺は好き。

そういえばこのアルバム、ソウルバーなんぞで話題にならないし聞いたこともなかった。AORもOKなバーなら普通に扱ってるだろうけど。PleasureやKleeerなんぞはファンクといえないのでは?と感ずる方にはどうでもいいアルバムかもしれない。


では楽曲だ。B-4のサルサ調のナンバーには(タイトルもそのもの)にはドン引きだけどその他はデリシャスなモダンソウルの世界を満喫できる。

まずは何と言っても”Nice To Have You Back“に尽きるであろう。ソウルと言えるのか?。。。という疑問符がつくナンバーだがこのAOR風味こそ彼らの売りであるだろう。リフレインのコーラスには哀愁感が漂いどこか黄昏る。軽快なダンサー”Ready Or Not”がそれに続く。Ready Or Notといえば同名異曲なAfter 7を思い出すが何の繋がりもない笑。このダンサーに似たナンバーがB面1曲めに。続くB-2にはDeBargeがやってもおかしくないナイスミッド“Face On The Photograph”。この甘さは彼らのナンバーをも思い起こさせる。ラスト”A Place In My Heart”がこれまた胸を締め付けられるような切ない気持ちにさせられるフレーズが素敵なミッドナンバーでこのアルバムは終了する。

甘酸っぱい恋の香りもする上記太字3曲があまりにも素晴らしく、このLPが人気であることに納得させられる。最近CDで復刻となったようだ。

hiroo

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