The Temptations Phoenix Rising
大物だけに興味のないR&Bファンにはなぜか見過ごされがちなアルバム。でもこれは滅茶苦茶ソウルフルでしかも垢抜けてるすんばらしいR&Bアルバムなんですね。
しばらく前に記事にしたBarrington Scott Hendersonがリードボーカリストに抜擢されています。このひとは凄い、いい喉をしています。またFor Lovers OnlyにいたTerry Weeksもいます。ちょっと美味しいメンツなんです。またTheo Peoplesも関わっています。
Temptationsという高い敷居に似合った実力あるメンツ。彼らは伝統的なソウルマナーを継承しつつも、若さを武器にしたフレッシュな息を吹き込むことによって懐古趣味的なカラーを払拭しています。
屋台骨である幹部連中、OtisとRonはそのままですが、Melvin役のバリトンには、なんとThe FuturesのHarry McGilberryがポジションに。Temptationsとなれば、これくらいの人材は不可欠なんですね。この時のOtis Williamsが「清原」に見えて仕方がないのですが(笑)。番長は国が違っても雰囲気は変わらないっつうことですか。