Black Coffey / Black Coffey

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R&Bデュオ、グループ好きなら避けては通れないふたり組、Black Coffey。
2003年のConception – An Interpretation Of Stevie Wonder’s Songs の参加やHard To Getの12インチではお披露目になったが、アルバムはお蔵入りとなっているもよう。
流れた音源から製作されたか、管理の甘い音源を誰かしらがイリーガルなプレスをしたと思われるAdvanceアルバムは、全14曲フルに取り上げられている。
聴いて驚くなかれここまで完成度が高いのになぜにリリースされなかったのだろう。先に記事にしたDJ.Rogers,JR. もだが、当時のMOTOWNのCEO、Kedar Massenburgと会社との問題があったのだろうか。

アップナンバーでのパンチの効いたリードや、ファルセット混じりのスロウバラッドまでボーカルは一級品。
楽曲は打ち込みのチープ感もなく、MOTOWNレーベルに恥じないグレード感がある。
疾走感のあるHard To Getはトラック中一番のフロア向け。ワイルドに唱い上げるのが得意かと思えば、スロウでの整合性のあるコーラスやこみ上げる想いをそのまま絞り出す熱いリードにノックアウト。Callin UやSpillは極上もの。
2006年にはR盤だが、このアルバムから重要ナンバーをピックアップしたUnreleased Hits Vol.1というタイトルのアルバムがリリースされている。

hiroo

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