Mighty Fire – No Time For Masquerading

アナログ再燃続く

随分とレコードを掘りにいってない。このコロナ禍になって。今はだいぶ規制も解け時短もなくなっているようなのでそろそろ休日に寄ってみようと思う。やはりネットで購入するより実店舗で実物を見ながら選ぶほうがワクワクするから。

9月23日、渋谷にアナログ専門店 TOWER VINYL SHIBUYAがオープンしたようだ。

CDの販売が減少、逆にレコードの売上が伸びているという。レコードの持つ音の温かみ、ジャケットはアート、一曲を聴くのにプレーヤーから針を落とすまでの過程、いろんな魅力が詰まったアナログに魅力を見いだす若者が増えてるのだろう。レコードショップが出店できる傾向は喜ばしいことだ。

渋谷は元々レコ村があったところだからこれを機に再燃してくれたら音楽ファンは嬉しいところだ。


いい音の出会いはBARから

このMighty FireはどこかのBARで聴いて印象深かったのでレコードを探していた。平気で夜な夜な飲みにいっていた時が懐かしい。しばらく経ってから吉祥寺にあるHMV Record Shopに寄った時たまたま見つけたのだった。思ったより安かった。80’sソウル、ファンク系は10年以上前に比べると価格設定が安くなってると思う。ちょうどVinyl Masterpieceが再発を進めていた時がなぜか原盤のレコードは高めだったような。確かに80’s レアファンクのブームはあったので安定してたのかな。アナログ再燃になっているのでプライスが底になっていたソウル系も徐々に値上がりするかもしれないが。


ファンクバンド – Mighty Fire

ロスを拠点として80年代初期に2枚のアルバムをリリースしたファンクバンド”Mighty Fire”

メンバーはHarry Kimという謎のアジア系もいる5人組。このKim氏、調べるとスティーヴィー・ワンダーのバックバンドも経験しているトランペット奏者のようだ。

Mighty Fire – No Time For Masquerading (1981 Elektra)

81年の1stアルバム。軽快なダンサー”Sweet Fire'”と “Love Fantasy”は英国のダンスフロアで人気のナンバーだったようで。”I Could Write A Love Song”というナンバーは流麗なストリングスのアレンジメントと感情豊かなリードが冴えるナイスミッド。”Missing You”は激甘スロウで(これをBARで聴いたのかな)スウィートな一面もあり、いわゆるいいファンクバンドはスロウも完璧という定石がこのバンドにもあてはまる。

82年の2ndもUSDGで紹介されている程よいアルバムみたいなのでいずれ購入しようと思う。今度渋谷に行く時の楽しみのひとつにしておこう。

hiroo

シェアする