RJ’s Latest Arrival – RJ’s Latest Arrival
1週間早くないですか?体、脳、休めるのが休日だけで平日は気分の乗らない仕事のことで頭がいっぱいw だから休み前の晩と休みの日の朝が凄く好きです。休み前の晩は明日を気にせずお酒飲めるし好きな音楽をだらだら遅くまで聴いてよし。そして朝はめざまし時計オフのリラックスした脳内。人間は生きていくには仕事も大事だけど、何を糧に生きていくのか確認しながらもメリハリつけて過ごさないといけませんね。
休日前は小部屋でレコードを
さてその昨日の音の楽しみ方はやはりレコードでした。レコードってCDやサブスクと違ってやる聴くまでの所作が多いです。選んでジャケットを見て、埃でもあればクリーニングして針落として…その所作がまた楽しいし、これから音に向かうぞって気にもなるw そして片面わずか23分くらいで終了、それがまたいいんです。「一区切り」がレコードにはあるんですよね。CDとかだったらオフボタン押すまで永遠流れるし、ちょうど1枚のアルバムを聴く時間ってあまり長いとどれだけ好きなアーティストでも飽きませんか。片面終わればそのまま終了でもよし、そしてやっぱり盤を裏返して更に違った音、もしかしたらアップからスローへ、ロマンティックサイド笑、そうWhispersのような味わいも。
昨晩はこのヴィンテージ・ソウル
昨晩はRJ’s Latest Arrivalの1stアルバムに針を落としました。このバンド、70年代の半ばにミシガン州にて結成、79年にこのアルバムでデビューし7枚のオリジナルアルバムをリリース、90年に解散しています。R.J. Riceがリーダーで女性ボーカルのDeDe Leittaを配置、この女性ボーカルを組み入れるっていうのがわたしの好みでAtlantic StarrやOne Wayのようなボーカル・インストグル―プの華やかな雰囲気が味わえます。
この1stアルバムのみが非常にソウルフルで名盤、あとのアルバムはディスクユニオンの600円以内ボックス、なんなら100円でたたき売られているような状態で寂しい扱いです。強いて言えば86年のHold Onが後期SOS Bandのような洗練されたファンクを聴かせてくれて私的には好きです。エレクトロ・ファンクが売りのバンドに変遷をたどりますがプリンスを意識し過ぎて、少し音的にポップになり過ぎた感は否めません。
70年代らしい奥深い音
このアルバムはA面から素晴らしくCrystal ~ Baby, Love Is A Two Way Streetと続く2曲はフィリーソウル的な流麗なメロディーとハーモニーにノックアウト
A面ラストではAl Hudson & The Soul Partners(後のOne Way)77年の名曲”Cherish”をカバー、これにもやられました。このナンバー大好きだったので
B面にはCherishに次ぐまったりスロウ”Made Up Mind”~”Someday, Somewhere”の2連発がある。ストリングスやコーラスが70年代そのもので重厚な音が贅沢でもあり、RJ’s Latest Arrivalにも「もっともソウルミュージックらしい時代」の一端を感じることができる。
今年はシルクソニックがこの時代を最先端として再現し、実際にチャートを賑わしヴィンテージなソウルを堀りおこしてくれた。この勢いは本物だと思うし、わたしのように70年代を追いかけてみようと思う音楽ファンが増えればいいなって。