アンティーク・トランジスタラジオ SONY ICF-5500

オーディオの整備を昨年から検討していましたが脱線してしまいました笑 色々と昔のプリメインアンプとか見てたのですが、いいもの見つからず。息抜きにラジオなんぞを検索していたら沸々と幼少の頃の思い出が・・・

東京に来て何度となく引越。そのタイミングで少年の頃にはまっていたBCLラジオを持っていたのですがなぜか紛失。レコードもたくさん処分するおかしな神経の時に一緒に廃棄したのかもしれません。それを随分悔やんでいたので昭和時代のラジオが欲しかったんです。

自分の持っていた機種より古いものがなぜか凄くカッコよく惹かれてしまい、もうたまらなくなり購入しました。自分の中にまだ少年のような輝いたワクワク感があったなんて笑。


シンプルな筐体に詰まるメカニカルなデザイン。

無線機のようなアナログダイヤル。ブラックを基調としシルバーのパーツで引き締まるボディ。そうSONY ICF-5500です。

1973年生まれのこのラジオ、もう50年も前のもの。オーナーが大切に取り扱いしていたのか、もしくは間でメンテナンスされていたのか不明ですが普通に音が出て、更に美しい筐体。おそらくコンデンサーも劣化し当時の感度も期待できないかもしれません。でもつまみ関係にガリもなく音が出ること自体に感動です。

巻き上げフィルムを見ながらダイヤルを回し、ノイズを辿りながら周波数を合わせていく作業。この所作が全て自分のアナログな性格にピタッと合うんです。そして少年の頃、友達と外部アンテナを取り付けたりベリカードなるものを集めたりしていたBCLの頃を思い出してしまいました。


今やスマホでradikoのアプリにて気軽にラジオが聞ける時代。全く真逆な楽しみ方ですが、古いトランジスタラジオを聴くってレコードに針を落として聴くことと似てませんか?

夜長にCDを聴くことが日課になっていましたが、これからラジオの出番が多くなりそうです。

hiroo

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