Al Sunny – PLANETS

先月末の疲れた週末の帰りに、まっすぐ帰る気分にならなかった時、下北沢のVinyl Bar “TIME”にお邪魔した。ここは基本Soul、Funk、AOR中心に美味いお酒を提供してくれる今風なBar。ソウルバーという概念をいい意味で覆してくれたところ。カジュアルで敷居が低いのよね。

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2度目だったのですが、基本リラックスできる音を年代やジャンルを分け隔てなくかけてくれる。で、かけてくれてる音はカウンター前でジャケットを立ててくれるのでいちいち尋ねることなくチェックできます。

ソウルバーってところは少しばかり知ってるナンバーがかかると嬉しいし(これいいやんっていう再発見)、知らないナンバーがかかると脳内がグルグル回り記録しようと努めていく。

Al Sunny

なにこの心地よいサウンドとナイーブな声は。まず1曲め”How Does It Feel”で崩れ落ちてしまった。

店主様もおっしゃってたけどAORの一人者ネッド・ドヒニー ( Ned Doheny )に連なる。涼し気でどこか爽やか、そして優しくメロウ。最近、長引くコロナや暑さでストレスだったし、更に仕事の疲れもあった自分にはジワーっと染み渡った。

ネッド・ドヒニーはうん、と理解できたけど他に思いついたのが青空の背景が一緒のFuture Flightや初期Maxwellのクラッシックなネオ・ソウルにも結びついた。それぞれを聴きだすと次にリオン・ウェアとかも聴きたくなるという、ソウルファンあるあるの妄想劇が始まってしまう笑

Al Sunnyはフランス人でまだ25歳、アルバムはこれで2枚目ということで先々が非常に楽しみなミュージシャンだ。
基本サウンドは生音中心だが、クレジットにはRhodes、Clavinet  、Prophet 、Moogと、メロウ・グルーヴサウンドに必須な名器が記載されていた。最低限の電子楽器は取り入れてるようだ。

LPを購入したが、意外や低音がビシッと効いたしっかりとしたサウンドだった。今年も新譜を購入することがほとんどないがDonny Benetに続き、サブスクでなくアナログで現行を聴くなんてちょっとした驚きでもあった。

hiroo

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