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Rhyrhm Logic

DEさんのブログで知ったRhythm Logic

短く紹介するとL.A.のドラマー、マイケル・ホワイトが結成したグループだ。 EW&Fのモーリス・ホワイトの従兄弟らしい。それだとあまりにも短いので調べると、ロスではNo.1ドラマーとも知られている。 実際にMAZEのフォーマリーメンバーであったことにもその実力が伺えますね。 更に調べるとなんとまぁ、私の大好きなファンクバンド2グループのセッションで参加していたという情報が。



ファンク好きオタクしか聴かないであろう、81年のSPUNKとTTF(Today, Tomorrow, Forever)に参加していた。クレジットを確認したらマイケル・ホワイトの名があるではないか。田舎くさいがグルーヴ感のある2組のバンドに。やはり生粋のファンク寄りのドラマーとも言える。SPUNKではドラマーとしてクレジットされているのでSPUNKの正式バンドメンバーであったのではないか。胸アツである。

それらファンクの実績、そしてモーリス・ホワイトとの血筋もあってかこのアルバムは非常にタイトなリズムで一聴リズムワークに耳を傾てしまう。カバーにまずは反応してしまうがインコグニートのメイザ・リークをボーカルに迎えたEW&FのFANTASYは原曲に忠実なリズムとグルーヴ、抑え目に歌うメイザの声が心地よい。Donald Fagenの名曲I.G.Y.のカバーも凄く良かった。ちゃんとホーンセクションもあって。

解説文にもあったがグループ名に託されたようにロジカルなリズム「道理にかなったリズム」を基本としており、無駄に複雑なリズムを追いかけずグルーヴを重きにおいた楽曲だ。だから聞きやすく自然にノレる。

インストだがSurfaceのThe First Timeがラストにあってとてもよかった。コーラスはしっかりあるし。締めくくりにいいナンバーだったな。

Dianne Reeves

いきなり冬っぽいですね。秋が短い。今年はいつもと違って秋冬用に服をだいぶ前に買いまして早くに活躍しそうです。ジージャンも復活です(笑)ジージャン便利。夏以外結構使えそう。秋冬は重ね着に挑戦しようと思ってます。

きょうはこのブログのタイトル通りSmoothなアルバムを。

Dianne Reeves、ご存知の方はいらっしゃると思いますがGeorge Dukeの親戚です。なのですがデビュー当時から一緒に密接に仕事をしてたわけではないようですね。幼少の頃から自身でボーカルに磨きをかけのし上がってきた、たたき上げの方です。このアルバムは日本でのデビュー盤ですが既に10年のキャリアを持っていたようです。

Dianne Reeves、BLUE NOTEレーベルからの1987年作です。このアルバムのクレジットが凄いです。特にJazzファンならそんなに驚かないのでしょうけど、ブラコンファンなら納得のメンツ、ジャズ寄りのアルバムなのでソウル系ファンが見逃しがちなアルバムですからクレジット確認は大切です。わたしも名前だけ知ってるだけで全くスルーしていたアルバムでした。

Producer – George Duke
Bass – Freddie Washington (曲: 1, 3 to 5), Stanley Clarke (曲: 6, 7),
Drums – Leon Ndugu Chancler (曲: 4, 5),
Guitar – Paul Jackson(曲: 1, 3 to 5)
Keyboards – Herbie Hancock (曲: 4, 5)
Percussion – Paulinho Da Costa (曲: 1, 3 to 5)

ソウル系でおなじみのミュージシャンだけ抜粋しました。曲はスタンダードながらこのミュージシャン達なら聞いてみたいと思いますよね。

3オクターブの喉を駆使した声は逞しくも美しい。そんな印象です。そしてあくまでもジャズのアルバムながらこのメンツだからでしょうか、ブラコンテイストなナンバーが2曲。

“Better Days”

深みのあるキーボードのイントロ、優しげなピアノにGeorge Dukeの面影を感じます。なにげにリズム感のあるカッティングギターは流石のPaul Jackson Jr. 、Dianne Reevesもソウルフルな抑揚に重きを置いたボーカルです。

“Never Said (Chan’s Song)”

1986年の映画、ラウンド・ミッドナイトからのナンバーでHerbie Hancockが作曲。原曲はBobby McFerrinのスキャットだけのボーカルだがなんとStevie Wonderが歌詞を書いてDianne Reevesが歌ったとのこと。

だいぶ秋らしくなってきた10月。夜長に落ち着いたこのようなナンバーが合うようになってきました。

Lee Ritenour / Rit

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Lee RitenourのRit。81年の作品です。このアルバムを購入したきっかけは”Is It You?”でした。

それもこのアルバムにあるナンバーでなくYouTubeで見たPhil Perryがライブで激唱する姿で知ったのでした。

Smooth Jazz寄りのミュージシャンとの接点の多いPhil Perry。Lee Ritenourのライブに参加してたようです。汗を流す暑苦しいオッサン顔は見つめることができませんが、この熱さがいいではありませんか。流石です。

そこで原曲にとなったのですが、本来のアルバムではAOR寄りのシンガー”Eric Tagg”が歌っており、Philとは全然似つかわしくない爽やかなナンバーだったのでした。David Foster, Harvey Masonが客演。酒脱なAORに仕上がっています。

全体的にSmooth Jazz – AORなアルバムですが、1曲この時代だからこそのファンクナンバーがあります。ボコーダーがDaytonみたいでブリリアントなトラック”Countdown (Captain Fingers)”がイカしています。ここはLee Ritenourのソロは抑え気味にシンセとベースをメインで構成してくれたらもっと良かったかもしれませんw

Marion Meadows / Keep It Right There

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あっという間に1年が過ぎましたね。皆さん、どんな1年でしたか?わたしは愛猫と親族が天国へ旅たつというショックな出来事があり、どうにも気分が落ち着かない1年でした。人生、山あり谷あり、今は谷から少し這い上がるところの心境です。
ただし、音楽、現行R&Bは充実していたんではないでしょうか。音楽が傍にあり、良かったな思うことも多々あり。
1番ではないけれど、Gene Riceの新譜到着は嬉しかったです。

Gene Riceで思い出し、振り返ったのがMarion Meadows – Keep it right thereのアルバムです。
Smooth Jazzのソプラノサックスの奏者ですが、R&B寄りの活動も多い方です。Norman Connors,Angela Bofill さらにはKeith Washingtonのナンバーにもクレジットが見つかります。
Gerald AlbrightのテナーサックスがR&Bで欠かせないというのは勿論ですが、ソプラノサックスもKenny Gも然り、気持ちのいいナンバーに仕立ててくれますね。

このアルバムにGene Riceがボーカルに参加。そのナンバー”Love Was Never”がいいんですよ。Angela Bofillとのデュエット。雄たけびは控えめながら、いい味だしてくれます。Marion Meadowsはイントロとエンディング付近のパートが好きかな。なんというか、夜の帳にグラスを傾け、タバコを燻らしながら聴きたいですね。もうタバコは吸っていませんがw
このアルバム、Janet- Come Back To Meのカバーもなかなかです。

Bobby Broom / Clean Sweep

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夕方から休日出勤です。こういう中途半端なシフトの時こそ、気分転換を積極的にしております。
最近、音ネタが非常に少なくなっていますが、実際には通勤時のiTunesや帰宅後のYouTube等、尽かさず楽しんではいます。いかんせん、文章にし記事にしていく作業というのは幾分のうんちくもタレながらとなり、その所作が邪魔くさい。あ、ブログをやっている身で邪魔くさいなんて書いてはいかんですねw 許してくださいw

今朝はBobby Broomを。81年作品。
まさにGeorge Bensonなサウンドですが、こういうDisco,Funkよりのジャズって当時流行ったんでしょうかね。ライトなサウンドが気持ちよくて朝から流せます。
参加にデイヴグルーシンやマーカスミラー、オマーハキム等ソウル方面でも周知のアーティストが名を連ねています。
A面には自ら歌うNo Bad Vibes、B面にはマーカスミラー色の強い、ご機嫌なファンクSaturday Night、オマーハキム作のメロディアスなモダンダンサーShare My Love等、ソウル・ファンク好きの方にも納得のナンバー揃い。ボーカル自身は決してうまくありませんが、それを補う楽曲の洗練度の高さは必聴。

https://www.youtube.com/watch?v=Zr1lDif3NHI?rel=0&w=420&h=315