私的に年末ギリのこのリリースアルバムが本年ベスト・ワンかもしれません。
グラミー賞に7回ノミネートされたシンガーソングライターのBJ The Chicago Kid『Gravy』です。実はあまり知らかったひとです(;^_^A
E.W & F のレジェンダリー、フィリップ・ベイリーとのコラボレーションである「Never Change」が収録されています。これが本当にいいんです。他力本願っていったら差支えあるかもしれませんが(笑)
制作者のYeti Beatsがこう語っています。
「父はアル・グリーンが大好きで、メンフィスでソウル・アルバムをレコーディングすることをずっと夢見ていたんだ。チャンスが巡ってきたとき、BJは僕の理想的なコラボレーターだった。
僕はBJを今日のソウル/R&B界で最も偉大な声の1人だと思っている。彼のソウルミュージックに対する知識と情熱が、このアルバムのオーセンティックなサウンドを形作った。」
by SHAWN GRANT
そうなんです。ミーツ、アル・グリーン
アル・グリーンはそんなに聴いてないアーティストでありますが、芳醇で穏やかなソウルの代表格。このアルバムはそんな良き時代のソウルと今のポップ感を融合したアルバムになっています。
なにせバランスがいい。Coco Jonesとのこのナンバー”Spend The Night”
ハッピーになりますよ。
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こんなポップなナンバーに浸れたかと思えば、先のフィリップ・ベイリーとのこのナンバー。Never Change ft. Philip Bailey
際立つようなファルセットではないものの、あのまろやかなファルセット健在です。
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アルバムの中盤から語ってしまいましたがイントロに位置する1曲めから惹かれます。なんだこの美しいストリングスと柔らかなビートは。
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過去アルバムは難解過ぎてついていけなかったのです。しかし、このアルバムは新旧バランスをとり、核となるソウルはメンフィスといっても熱苦しくなく、いいさじ加減で現代にアプローチするプロダクションは最高ではないでしょうか。
あまり現行を追いかけないわたしですが、年末にいい音の出会いがあって非常にうれしいです。