きょうはこの前のブラコンリリースで記事にさせていただいたTSUYOSHIさんのアルバム”All About Love”を。
いつもの月曜日の夜、FM-NHKで”松尾潔のメロウな夜”にてTSUYOSHIさんのBrand New Feelingが流れてましたね。そしてTSUYOSHIさんが関わっていると予想されていた覆面ユニット NITE RIDERSのTreat Her Like A Ladyもその前に選曲されていました。そしてとうとうユニットの正体を松尾さんが語ってしまいました。はい、TSUYOSHIさんと旧知の仲である元SOUL’d OUTのShinnosukeさんのお二方ということでした。
Nite Ridersの凄さは聞いていただくしかないのですが、この新曲Treat Her Like A Ladyの前に聴いたLet You GoやNon-Stop、Feel Your Bodyとかのナンバーはフレンチ系ファンク、ニューヨーク・サウンド好きにはキャッチー過ぎて、これが日本人?てな摩訶不思議な気分になったものです。例えばMagooなんぞを追いかけていた私にはその辺りのBoogie Timesレーベルの残党が仕事をしだしたのか?と錯覚した感じでした。
TwitterのタイムラインにはBy All Means、After 7を彷彿とありましたが、前者はまさにと思ったし、After 7よりもボーカルの繊細な表現力はFreddie Jacksonに近いのではないでしょうか。ブラコン先駆者な存在であったFreddie Jackson、”Don’t Let Love Slip Away”あたりのアルバムが好きな方ならそのボーカルワークに近似性を見出すことができます。Barry Eastmondが手掛けた洗練されたサウンド繋がりでLillo Thomas をも脳裏に浮かびました。
記念すべきデビュー盤で、当時21歳らしく、そんな年齢でここまでシティポップを作り上げたとは驚きしかないのですが。 この曲がパクリではないかという指摘は後にありましたが、どんなアーティストでも好きな音楽の影響は受けるものであり(HIPHOPのサンプリングは最たるもの)、クレジットをつけるつけないの問題はスルーでお願いしますw YouTubeでも散々にやられていましたが、今は見れないようになっています。蒸し返すのも申し訳ないのですが、これはそのまんまやんと感じたのはDancing ShowerはThe ManhattnsのIf Couldn’t Hurtでしたが、相当好きだったんでしょうね。それ以外にもAirplayのあの曲に激似のナンバーなど、ありましたが、そんな下世話なことをも吹き飛ばす日本人離れしたセンス、当時ここまでブラコン、AOR的なアルバムあったんでしょうか。 後の角松バラッドに通じるナンバー”Still,I’m In Love With You”はデビューにして完成形?と感じます。