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Stephanie Mills ‎– Sweet Sensation

1980年、James Mtume & Reggie Lucasのプロデューサーチームによるアルバム、Stephanie Millsの4作目。

実質Mtumeのメンバーによるアルバムで、Howard KingやセッションミュージシャンHubert Eaves IIIも参加しています。

Mtume関連がお好きであればこのアルバムは当然マスト盤であり、80’s Soulの中でも名盤です。


彼女の声は私的にそんな好みではなく、特にシャウトが凄いとかソウルフルな側面は感じられないかな。

でもキュートな声でイザという時のハイトーンにはびっくりすることもあります。このアルバムでもナイススロウな”Still Mine”でのサビでは驚くテンションで歌い上げています。


そしてこのアルバムにはマドンナ”Borderline”の下地といわれている名曲”Never Knew Love Like This Before”があります。

この曲はミルズの米国で最も成功した曲となり、ビルボードポップシングルチャートで6位にピークに達しました。

最近ではこの2曲のマッシュアップも上げられていますね。曲間は似ていませんがイントロ、リズム感はうむ?同じ・・・と感じるものはあります。

Mtume関連はこのアルバムもしかり、またゆっくりと聞き直していきたいと思う今日この頃です。

Godzilla Minus One

もう一度観てみたいと思わせる映画は、なかなかないです。

大ヒット上映中「ゴジラ -1.0」Godzilla Minus Oneを先週鑑賞してきました。

幼少の頃、親父に連れられて観たゴジラはただ怪獣の戦い映画としか印象なかった。もちろん感動する視点が希薄だった少年だったからってあるけど。

もう半分くらいは泣いていました。勝手に涙が溢れてくるんです。隣のおっさんにおっさんが泣いてる姿を恥ずかしながら覚られいようにと(笑)しましたが無理でした。

核融合で巨大化した怪獣は愚かな人間が作り出したものであり、そのゴジラと戦わないといけない元神風特攻隊の主演とその家族、友人、民間人。ヒューマニズムと反戦を見事に融合した物語。

きっとゴジラファンでなくても感動できる、恐ろしく悲しく美しい映画でした。

Jimmy Varner (By All Means) 亡くなる

By All MeansのJimmy Varnerが亡くなりました。

最近、日本を含めてミュージシャンの訃報が多いのでまたもかといった暗い気持ちにさせられました。

By All Meansのことは過去、記事にもさせていただきました。

当方かなりのファンだったのでこの訃報は寂しくもあり、輝いていたあの頃、それは若く何事も貪欲だった自分や新鮮なR&Bに触れる感動の記憶がどんどん遠くなるような心境に陥ります。

最近もTSUYOSHIさんのブラコン回帰といわれている新作と同時にBy All Meansを聴き直ししていたばかりでした。

都会の夜のドライブにビルの眩い光に照らせれながら聴くBy All Meansは恋人のふたりの関係をグッと近づけてくれるナンバーでした。そう思うのは俺だけかな(;^_^A


娘さんのエル・ヴァーナーがインスタにて父親との幼少の頃の写真を掲載し、振り返ったことが最初の訃報発信のようです。5月くらいに亡くなっていたのこと。そんなに日にちが経った後にこの情報、何があったのかわかりません。

エル・ヴァーナーのコメントでは

幼少の頃、父親のジミーが自転車練習に立ち合い、ハンドルを手放しすぐそばにいるから大丈夫だと声を掛けられ不安ながら父を信頼して前に進んだ思い出。いつも「YOU CAN DO IT」と音楽界へ挑戦を寄り添いながらデビューに導いてくれたと。感謝の気持ちに繋げています。

ブラコン・R&Bを大好きにさせてくれた方、本当に素敵なナンバーありがとうございました。安らかにお眠りください。

T.S.Monk – House Of Music

ジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクの息子、T.S.Monk

このアルバム”House Of Music”は1980年Atlantic傘下のMirage Recordからのデビュー盤となります。

CD化され久しいですが今はSpotifyでも聴けますね。

自分自身は有名な冒頭曲”Bon Bon Vie”をネタづかいから知りました。現行で知ったわけでないです(笑)

王道ダンス・クラッシックBon Bon Vieは一般的にパブリック・エナミーの”Welcome To The Terrordome”がネタづかいが有名ですが。

自分の場合はブラック・ストリートの1stアルバムに収まる”Good Life”から知ったしだいです。イントロより繰り返されるBon Bon Vieのフレーズが離れないといいますか。

このアルバム、この曲が強烈なインパクトで他曲がくすみがちなのですが、私的に超おススメナンバーがB面にあります。このモダンソウルだけで何度も繰り返し聴いています。その曲は”Can’t Keep My Hands to Myself”です。

なんともいえないベースの穏やかなフレーズから始まりリズミカルにギターがカッティング、その後女性ボーカルが明るくコーラスしていく高揚感溢れるナンバー。天を仰ぎながら踊りたくなる(笑)スペシャルなナンバーです。

曲との出会い・・・Bon Bon VieはBlackstreetから。そして自分にとっての好きなナンバーがアルバム購入後に出会えたという、やはり音楽全般の繋がりって大事ですね。

Mary J. Blige – Still Believe in Love

ヒップホップ・ソウルの女王”Mary J.Blige” メアリー・J. ブライジの新曲が発表され90年代R&Bにはまったリスナーの話題になっています。

彼女は驚きの52歳なのですが最近の自信溢れる露出度には驚くばかり。ステージでコルセット入りのパテントレザーを纏い歌う姿は頑張ってる~って思うだけでしたが、あられもないビキニ姿には撮影後補正?て申し訳ないけど信じられない曲線美。まだまだイケます!

新曲は”Still Believe in Love (feat. Vado)”

なんと80’s ファンク・グループ“MTUME”C.O.D. (I’ll Deliver)ネタづかいです。

これはキャッチー。そしてメアリー・J. ブライジの歌い方もどことなくタワサに似ているような。

プロデュースにDJ Cassidyのクレジットが。Pass The Micでラブ&ソウルを披露したコアなソウル・ラヴァーがこの曲に参加と知れば納得です。

MTUMEのC.O.D.はJuicy Fruitにも似ているのですが、なんとなくThe S.O.S. BandのWeekend Girlのフレーズに似ている旋律もあり元々が印象的なんですよね。

しっかり歌いながらオールドスクール・テイストを保つ楽曲は、90年代のR&Bを彷彿させるのでこの路線キープ、そして体形もキープで(笑)突き進んで欲しいです。