Day Ta Day / Take Your Time

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発売当時はグループものが多かった為か、これも同じようなもんだろうと、ほとんど気にかけてなかったし。一聴してインパクト弱だったので隅に埋もれていた(笑)
時を過ぎれば、このアルバムも良く聞こえてくるのが不思議。ジャケットでの衣装がカラフルでステキだ。黒人は何を着ても似合ってしまうな。これが日本人だったらやり過ぎ感タップリで即敬遠。
5人組でけっこう唱えるヤツがおり、コーラスも乱れない。フィラデルフィアのシグマサウンドを使ったり、こだわりも持ち合わせている。そういった背景で言えば、オーソドックスな”Don’t Stand In The Doorway”、Silkがやりそうな美しいアコーステックバラッド”Maybe Tonight”や”So Long,Goodbye”などが聴き応えある。

それに比べ、クレジットの名が泣きそうな曲も正直ある。
後半の”Baby Don’t Let Hooked On Me”はSilkのLIL.Gが制作しているが、これはもひとつ楽曲が貧弱。
Darryl Simmons(LaFaceファミリーの重鎮)とBenjamin Winnansが制作した”Everything To Me”は明朗なミィディアムなのだが、担当したリードボーカルが弱く、せっかくの軽快感を損なっている。

彼らはこの一枚で消えたようだが、5人編成でパートの譲り合いがいけなかったのではないかな。オレがすべてリードをやって引っ張っていくという気概のあるリーダーが必要だったのかも。

hiroo

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