Angela Winbush / The Real Thing
Angela Winbushは最近どうしてるんでしょうか。
Ronald Isleyと離婚後、さっぱり活動状況がわかりません。やはり伴侶との共同作業ができない為か、自己の音楽性を表現しようとするモチベーションをも失せてしまったのでしょうか。
CDの販売状況も寂しいです。おきまりのUltimate Collectionしか売っていないようです。ソロ作3部ともマスト盤なのに。
このThe Real Thingは2作目。横たわる姿、美しいです。髪型は怖いですが(笑)、美しい顔立ちでございます。
時代に即して、起用するミュージシャンも一級です。Gerald Albright、Paul Jackson Jr.、Nathan East、Paulihno Da Costaと最強のユニットです。彼らをスタジオに呼んだアーティストってどれだけいるんでしょうか。Nathanはそうでもないかもしれないけど、他の3名は毎日のようにソウル畑のアーティストのレコーディングに関わっていたはず。
Ronald Isleyとのデュエット”Lay Your Troubles Down”からラストまで、完璧な楽曲と歌声。
“Precious”での突き抜けるようなファルセットは妖艶でぞくぞくとさせてくれる。曲調もまさにアイズレーマナー。様式めいた存在感はこのアルバム中、一番。次曲の”Please Bring Your Love Back”では地声での押しが力強い、これも素晴らしいナンバーです。
絶対に忘れてはならないシンガーでありコンポーザー。Angela、戻ってきてくれないかな。