Kashif / Kashif (1989)
令和初日は雨模様です。いや朝は晴れたかな。さてこの時代、何かが変わるのでしょうか。変えていかないといけないことも多々あるような。個人的にも社会的にも。
きょうはKashif。何気に亡くなったのはショックであった。まだまだ裏方でも仕事ができたのに、59歳、この世から去るのは若過ぎる。
このアルバムは89年作、Evelyn “Champagne” KingやGeorge Bensonらを製作していた頃のアーリー80’sに比べると得意のNYサウンドは時代にそぐわなくなったが、その分もうひとつの得意とするとろけるようなバラッドづくりに焦点を絞るとまだまだ存在感はあった。
このアルバムで一番好きなナンバーはAfter You。Guinnの女性ボーカリストLori Fultonをコーラスに迎えたこのナンバー、起用が功を奏し見事に甘いミッドに仕上がっている。
Four Topsの72年にヒットしたシングル、 Ain’t No Woman (Like The One I’ve Got)をカバーしたのも面白いアプローチ。ニュージャックを意識したPersonalityもいいけど、やはりLove Letter Out Loudのようなブラコン真っ芯なバラッドがこのひとの魅力。
脱線するが、昔、兵庫の六甲道にKashifというBarがあったらしいのだが、行ったこともないしいつの間にか閉店していて非常に残念。どんな店やったんやろなぁ。