Keith Patrick / Keith Patrick
とうとう紹介です(笑)
1987年にAtlanticからリリースされながら、とりたて話題性もなく消え去ったKeith Patrick。
まったく聞き逃すにはもったいない。
細く繊細な声はHoward Hewettに非常に似ており、時にシャウトする際のしわがれ方やファルセットでスキットするタイミングなど、そっくり。
ファルセットを駆使し求愛の情を切々と歌い上げるAll My Love、Jam&Lewisが作りそうなサウンドにKeithの歌唱が極上のスウィートネスを醸し出すHeavenとバラッド群は当時のハッシュ系にもひけを取らないと断言する。
またミッドものもレイト80’s特有の薫りが充満する。初期Tabu作品にありそうなデジタルシンセが懐かしいReach For The Sky、デジタルファンクの魔術師Nick MartinelliがミックスするNight To Rememberは最後を飾るに相応しいフロア向けナンバーだ。