THE APX – ELECTRIK FUNK
80’s FUNKも趣はいろいろだが私的にニューヨークサウンドもしくはモダンソウル寄りのライト・ファンクが好き
どうも泥臭いものが苦手で少々(この加減が曖昧なんだけど)洗練気味で聴きやすくキャッチーなものが好きなんだたと思う
例えばカシーフ系のサウンドは独特のシンセサウンドと打ち込みドラムに魅力を感じる。初期のBTエクスプレスにいた頃でもなく更に90年代は違ったR&Bだったし、やはり一番はEvelyn “Champagne” Kingの”I’m in Love”やHoward Johnsonの”So Fine”といったナンバーにつきる。
その後継者というと最近ではめちゃくちゃプッシュしたJay Diggsなんぞがいるが、彼はもっと広範囲に80’sを咀嚼しているのでカシーフサウンドのみとはいえないが、今日の記事であるThe APXはかなりカシーフ寄りのシンセ・ブギーを披露してくれた。
女性ボーカルなので余計にEvelyn “Champagne” Kingを彷彿させる。サウンドはタイトルどおりエレクトリックといた言葉に偽りなくカシーフよりその後の後期ミッドナイト・スターなどにも近い。
2017年のアルバムにはEvelyn “Champagne” King – “I’m in Love”のカバーが5曲目に。かなり原曲に近いカバーだ。
オリジナルナンバーも佳曲ぞろいで1曲め”Sweet Surrender”なんぞは現行(といっても既に7年は経過)では考えらねない程のポテンシャルの高いナンバー。このAPXに夫婦ということなので息もぴったりである。