俺たちダンクシューター / SEMI-PRO

■Story
1970年代、アメリカではNBAとABAの2大プロ・バスケットボール・リーグがあった。過去にヒット曲を出したシンガーのジャッキー・ムーンは、ABAのチーム「トロピックス」のオーナーであり、なおかつ監督兼選手だ。試合前に歌を披露してショーアップするも、チームの試合成績と観客動員は悲惨な状況。ある日、ジャッキーはリーグの会合で、NBAに吸収合併される上位4チームを除き、ABAは解散と告げられ…。

■Comment
2007年に公開された『俺たちフィギュアスケーター』のシリーズといっていいのかな。なにせR指定だけあって卑猥なスラングや会話が飛び交い過ぎといった感じ。これでほんとに笑いがとれるんだろうかアメリカは。日本ならここまで極端にできないないし、笑いの文化そのものが違うしな。
でもスポ根的要素があって4位になればNBAに昇格できるとなり、いまいちなローカルチームの面々が頑張っちゃうストーリーは微笑ましかった。ネタばれだが4位になっても条件改正で上がれないんやけど、それでも掲げてた目標を踏破しようとする場面にはホロッ。単純明快なストーリーはお気楽だし、馬鹿なんだけど真剣にやってるとこともあるジャッキーが最高です。余談ですがジャッキーがグリズリーと対決するという余興があります。５歳の雄のグリズリー・ベアで、体長約2.4メートル、体重約317.5キロ。ロッキーという名のタレント熊らしいのですが、今年の4月に飼っている訓練士に噛みつき死亡させちゃったらしいのです！こえ～。こんなのとよく撮影できたなぁ。