Keith Sweat / I’ll Give All My Love To You
思い起こせばKeith Sweatを聴くきっかけをつくってくれたのは、バイト先の社会人だった宗和さんやった。
「ええでぇ。。。聴いてみ」
それまでI Want Herくらいしかこのひとのこと知らんかった。なぜか思い出せないが、おそらくその当時からブラコンばっかり聴いてて現行をおざなりにしてたからかな。
借りた(買えよ(笑))CDが2ndのI’ll Give All My Love To You。”Make You Sweat”をスルーして(笑)、”Merry Go Round“と”I’ll Give All My Love To You”ばっかり聴いてたな。こんなマッタリしたスロウその当時なかったし。なんじゃこの粘着系の声に永遠繰り返されるリフレインの麻薬的な旋律は、とハマッちゃったんよね。それから1stを探しにいったような気がする。もちろん今でも発売されたら真っ先に購入するアーティストに。
ニュージャック・ムーブメントの中、馬車馬のように働いたひとだけに、若いときはプライドも高かったようで。テディのストリートを意識したオリジナリティ溢れるトラックも、わしが唱ってプロデュースしたから売れたも同然と言い放っていたな。それに反発するがごとくテディは「あいつは楽器ができんし、全部わしが曲をつくったんや」と言わんばかり。ま、そんな仲違いも歳をとれば薄れ、今では一緒にレコーディング、テディがツアーディレクターを務めるなど、いい仲に戻ったんよね。
この声にこの音、唯一無比。