The Manhattans / Back To Basics
ジャケットがなんともいえなかった。Manhattansのロゴ部分が切り抜きになっていて、インナースリーブの表面のゴールドが透けて見えていた。そのLP盤を忠実に再現した紙ジャケも復刻した。
自分はLP盤を持っていたが、いつの間にか音飛びするようになり、プラケースのCD盤を買い直したのだった。
レヴュー本によるとリリース枚数に苦戦したようだが、内容はそれに反していいんだわ。
By All Meansに出会う前のGerald Alstonがグループで浮かない程度に熱唱する。それでもリード頑張り過ぎだろうと感じてしまう部分は多い。でもファンにとっては願ったりかなったりで、まったく問題なし。
Regina Belleとの熱唱デュエットWhere Did We Go Wrong?が素晴らしい。またBobby Womackが作ったナンバーと一聴してわかるI’m Through Trying To Proveでは、実に相性のいい楽曲に恵まれたと思う。
By All Meansとのソロ作が最高なのは周知の事実だが、ソロ転向前でのアルバムは洗練され過ぎないソウル寄りのナンバー揃いで、アルストンのルーツともいえる環境に包まれた傑作だ。