Chuck Stanley / The Finer Things In Life

こちらもSoul Masterpiece Vol.1でピックアップされているアルバム。
CDコレクターの間では高嶺の花でしたな。わてはLPでしたから激安です。ドリルホールありのシールドで、おそらく780円とかそんなもんでなかったかな（笑）。昔のことなのであまり覚えてないけど、どうでもいい皿という扱いで売っていたと思う。
だからCDが異常な値段なのが信じられなかったのですが、この時代（87年）はＣＤ自体がまだプレス量が少ないからというのもあるのでしょう。
ま、しばらくしたら1800円で手に入るのですからメデタシ。わては買い直すかどうか迷っています（笑）。

Def Jamからのこのアルバム、レーベルメイトのAlyson WilliamsやOran Juice Jonesとの仲の良さはそれぞれのアルバムでのゲスト扱いでよくわかります。このアルバムでもMake You Mine TonightでAlysonを迎えてます。
このひと、アップナンバーはいまいちなのですが、スロウが凄いんです。70’ｓの伝統的なソウルマナーを卓越したボーカルで表現。とくにA面のMy All And AllとB面のDay By Day。後者はご存知の方も多いとは思いますが”Continental Ⅳ”のシグマサウンドの名曲。超絶ファルセットでねじ伏せるように歌い上げ、原曲越えかと思わせます。
苦言を申し上げると、サウンドが全体的にチープです。時代が時代なので仕方なのかもしれませんが。

こんなアルバムが復刻されるのですから、想像ですがOran Juice Jonesの”G.T.O.”とかAlyson Williamsの1stとかもいずれ再発されるのではないでしょうか。限定数のプレスといえども、この数年の再発ブームは異常ですね。CD屋さんも納めるラックに困ってしまうのでは。