Atlantic Starr – As The Band Turns
Barbara WeathersがSharon Bryantから替わりリードボーカルになった第1作。85年A&Mよりリリース。
このアルバムはレコードで擦りきれるほど聴いた。その時に出会った音楽友がかなり推していて、Atlantic Starr愛を伝承したと記憶する(笑)
CDは後に購入したと思うが、なんと日本盤は3200円もした(高っ)。そういえばレコードからCDに変わる時ってプレス枚数も少なかったし、ハードの普及もままならん時だったので高かったのかな。
ま、余談は別にしてこのアルバムはそれまでのAtlantic Starrに比べるとかなりポップな味付けになったと思った。それはそれで問題なしだったな。
このアルバムには素晴らしいナンバーが3曲。
こみ上げ系バラッド”If Your Heart Isn’t In It”、ミッドダンサーながらシミジミと味わい深い”Silver Shadow”、永遠の不倫ソング”Secret Lovers”の3曲。ウェイン兄弟の今まで培ったセンスを更に進化させポップR&Bの味付けをプラス、万人に受けるソウルを届けてくれた。ライブでもこの3曲は必須ナンバーとなった。
他のインストグループがそろそろしんどくなる年代に、逆に輝いていたのがAtlantic Starrだった。Midnight StarやSOS Bandもバンドとしては存続していて、独自性は続いたがこんなにポップ市場を捉えた楽曲はなかったと思う。
おっと忘れていた、隠れた名作がラストに。”Thank You”というナンバー。メロディは流麗なのに、スラップベースとカッテングギターが荒くれているというファンク、そう初期のAtlantic Starrの姿を彷彿させる楽曲に痺れたね。
※2009年3月の記事に加筆いたしました。
Secret Loversのイントロの展開が大好きです。歌詞、これだけストレートだとドキドキしますね。Atlantic StarrはMasterpieceとかも大好きでよく聴いていました。If Your Heart Isn’t In Itはあまりちゃんと意識して聴いていなかったので改めて聴き直します!
“If Your Heart Isn’t In It”って、Hamish Stuart(Average White Band)の作詞作曲なんですよね。
なるほど、時々出てくるAWBのバラードっぽい…。