Today, Tomorrow, Forever (TTF) / Surprise! Surprise!
しばらく前にTTFが再発になった。LPあるのでスルーしようかと思ったが、「幻の2nd」がカップリングされていると聴いて泣く泣く(笑)購入した。2ndってSurprise! Surprise!でなかったの?
CDプレスはBoogie Timesだった。このレーベルは凄い。レアなイタロファンクなどの発掘の功績は大きい。
さてTTFだがEugene Wilde(Ronald Broomfield)がメンバーだった1stが、なぜかCD化されぬままきている。1stはブギー中心で、ちと荒削りだから一般ウケしないのだろうか。ここまで80’sブームが来たらそろそろかもしれぬが。
そして2ndと思っていた”Surprise! Surprise!”。BLT aka SPUNKが全面サポートしているアルバムだ。ご機嫌なブギー中心だが、表題曲”Surprise! Surprise!”の骨太ファンクがやれるようになったこと進化かな。流麗なグルーブ”Got To Keep Movin On”もかっこいい。また狭間のスロウもいい。所詮おこちゃまバンドなのだが、StarpointやAtlantic Starrのように紅一点という構成もステキだ。
問題の幻の2nd”Ain’t No Doubt About It”。CDのクレジットでは全10曲。
“Ain’t No Doubt About It”はハッピーなステッパー。おいおい、こちらのほうが大人っぽいじゃないか。続く#2″Remember Me”は語りまで入る涙腺緩み系のスロウ。同じくスロウで”End Of The World”は男女の掛け合いがいい。ラスト”Baby I Can’t Get Over Losing You”もこみ上げ系スロウ。このナンバーは非常にソウルフルで普通にいい。これがシングルカットされたという情報も。
総括すると、おそらくSPUNKが関わっていないだけにファンクが弱い。だがスロウは素晴らしい。
ファンクバンドとしてもう一皮向けようと、細かく構成を変えてお披露目されたのが”Surprise! Surprise!”といえようか。