The Futures / Past, Present And The Futures

The Futuresの78年盤。音系戯言のezeeさんが取り上げていたので聞き返してみた。
そろそろ本格的な冬が到来しようとしている11月。肌寒くに成るにつれ、スウィートソウルが心に染みいるんや。
俺がソウルを聴きだしころ、スウィートのメジャー盤ばかり集めていた。実際、外で呑むときバーでこの手がかかると異常に気持ち良かったし。
なんつうか、たまに涙腺緩めたい時ってあるやん(笑)。そういうときに。

75年のCastles In The Skyがガイド本に掲載されるくらい有名なお皿で、実際Super Loveは何度なく聴き、泣き崩れたもんやった。
ただアルバム全体としては、こちらPast Present And The Futuresのほうが好きなんや。
怪しげなイントロから徐々に引きつけていくAin’t No Time For Nothingはレアグルーブなナンバー。Deep Inside Of Meは美しいファルセットリードが印象的で、コーラスも完璧。このアルバムで一番好きかも。ストリングスとハープが流麗なコーラスを彩るCome To Me、ラストのIs It Overはスウィート定石の語りから入り、ホルンと共にバリトンが切り込み、次に超絶ファルセッターが場を奪い取るという、涙なくして聴けないナンバー。

フィリーブームの流れによって、この名盤もめでたくCD化。R&B界のなんとか王子とか、しょうもない使い捨ての現行シーンをよそに、本物は脈々と生き続ける。

hiroo

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2件のフィードバック

  1. >フィリーブームの流れによって、この名盤もめでたくCD化
    これ、ずいぶん前にたしか英EDSELからCD化されてたんじゃない??。今回のソニーの紙ジャケでCD化は、再々発みたいなもんかな??。
    間違ってたらゴメン。
    Gambleでの“Love Is Here”もいいよね、イントロはキライだけど。

  2. Masatoさん
    そう、そうですね。カップリングで既にCDにはなっていました。
    紙ジャケのほうは忠実なジャケですね。
    Love Is Hereもベリースウィートですね。チープなピアノのイントロはご愛敬でしょうか。

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