Princess / Princess
一歩間違えればハイエナの部類に収まり、ヤバい感じのPrincess。プロデュースはStock Aitken Waterman。ようはバナナラマ、デッド・オア・アライヴの製作者であるからして、微妙な立ち位置。
とはいっても、リックアストリーなんてのも彼らの作品であるので、ソウルの少しいい部分も感じ取れる。当時のSOS BandがやってるようなJam&Lewis風の楽曲に近いのよね。A-2″I’ll Keep On Loving You”とかSaturday Loveで使われるシンセづかいだし、A-3″After The Love Has Gone”はSOSのJust Be Good to Me似(パクリ?)で聴かせてくれる。A-4″Say I’m Your Number One”は彼女のヒットシングルでもある。
A面は総じていい。が、B面はマハラジャの世界なので、聴かなくてよしw
Princessけっこう好きでした。一時手に入らないくらい人気だったんじゃないかなあ?セカンドも悪くなかったんですが…。
Princess、後追いでしたw そんなに人気やったんですか?
ShannonとかSinittaと同じ部類かと思いスルーしてました。一時、ニューヨークサウンドに傾倒していた時、これもいけるやん、と感じ購入しました。まあ、でもハマルほどでもないかな・・・
「SOS BandがやってるようなJam&Lewis風の楽曲に近い」と書いておられますが、さすがhirooさん鋭いです。
本作はStock Aitken Watermanプロデュースなのでプロデューサーの名前だけ聞くとユーロビートのイメージが強いのですが、収録曲のAfter The Love Has GoneやSay I’m Your Number Oneはどちらかと言えば当時のマハラジャとかよりも黒系のディスコでよくかかっていたように思われます。
当時のディスコを知らないのでこれはあくまで自分の推測なんですが、どうも当時は正にSOS BandのJust Be Good To MeやThe Finnest、Saturday Loveなどと絡めてプレイされていたんではないかと考えております。
銀座のかの地でDJを15年やっている経験から言うのですが、Princessの上記の2曲をリクエストしてくる人というのは他のリクエストもユーロとかではなくほぼブラックなんですよ。そしてその他のリクエストというのがJust Be Good To MeやThe Finnest、Saturday Loveである確率が高いのです。
またJust Be Good To Meをリクエストしてこられて、ならばと思いAfter The Love Has GoneやSay I’m Your Number Oneを一緒にプレイして大変喜ばれるというシーンもよく見ております。
そういうところから考えて上記2曲はキューやジェスパといった当時の六本木の黒系のハコでよくプレイされていたのではないかと考えております。
今夜新橋のミックスベリーに行く予定なのでチュウシャさんにその辺りの状況を聞いてみようかな(笑)
あとはOran”Juice”JonesのThe RainやChangeのChange Of Heartなんかも絡めてプレイすると非常に効果的であります。
逆にDead Or AliveやBananaramaをリクエストしてくる人に向けてAfter The Love Has GoneやSay I’m Your Number Oneをかけても効果を得られないということが多いです。
samnyさん
とても興味深いコメント、ありがとうございます。
そうなんです。誰に聴いたってわけではないんですがJam&Lewisサウンドに近いと感じたしだいです。Just Be Good To MeやThe Finnest、Saturday Loveといったサウンドですよね。微妙な立ち位置の彼女でありますが、そう感じたナンバーであります。
マハラジャでは逆に取り上げることのないアルバムだったのかもしれませんね。現場でのリアクションを通じて、samnyさんが感じ取るのだから、間違いありません。
Oran Juice Jones!そうですか。。。なかなか橋渡し的な時代の音ですね。
最近、チュウシャさんの音も疎遠になっておりますが、少し生活サイクルに余裕ができましたら、某銀座のsamnyさんの店やミックスベリーに繰り出したいです。