Kungfunk / Business As Usual
昨年から続く、いやもう何年も続いている80’sBoogie,Funkブーム。今度はもともとファンク信者が大勢いるオランダよりフォロワーが誕生です。
昨年はTuxedoで私的には盛り上がったのですが、メジャーシーンでDaft Punkがナイルロジャースを起用したのも記憶に新しいところ。あれが決定的なブームの火付け役ですかね。
このKungfunk、80’s好きなわたしは発売されて即購入に至ったわけで。
オランダで長くマルチミュージシャンとして活動しているMichiel van Zundertが、賛同する仲間を結集したバンドがKungfunk。なんだかへんなバンド名ですが、これもノリなんでしょうかね。カンフー?からもじったのかな。
さてナンバーですが、80’sファンクそのものを期待するとアレ?といった印象。感じたのがAverage White Bandをもっとロッキッシュにしたような音かなと。残念なところはCool MillionやTuxedoよりグルーヴ感が希薄かな。ひとりくらいブラックミュージシャンがいたら違ったのかもしれないけど。あと指摘したいのがビデオクリップを見るとギターにレスポールを使ってるのよね。あれだとロックの音になってしまう。もっとカッティングとかリズムを刻む時にソリッドな音のでるストラトやテレキャスターを使ってほしかったし、さらにギターの音がデカ過ぎるのが難点。もっと音の空間に余裕を持たせて、リズムやウネリ重視してほしかったね。そんなことをオランダの方に求めてはいけなのかもしれんけど。
Tuxedoのメイヤーホウソーンのようにオタクなマニアがメンバーにいなかったんでしょうね。ローランドのこれじゃないといかん、とか。こだわりがなさげかな。
文句ばっかりなってしまったけど、かなりバンド色が濃いくライブ感が演出されてるので、太陽の注ぐドライブ中に聞くと、いいかもw
こういう流れ、しばらく続いてほしいです。あ、凄いグループデビューしましたね。The Jack Moves。80年代の次は70年代かしら。
Kungfunk、西崎さんのレーベルからも発売されたようなので紹介のビデオ貼っておきます。
https://youtu.be/lnbMLrwJXA0
カッティングはストラトやテレキャスターじゃないとうまくないんですねえ。
そういうことはさっぱりわからないんですが、個人的にはもうちょっとタイトな
感じにしてくれたらなあと思いました。ドラムの音にこだわってくれたらもっと
よかったんじゃないかなあ?
ナイルロジャースのギターをご覧くださればおわかりになるかと。レスポールは使用してませんね。ロッキッシュでリードとかで使うにはレスポールで良いとは思うのですが。
結局はオランダの白人達だけでユニットを組んでますので、黒さを求めるには無理があるかもね。ディスコやファンクを追い求めてるわりに、何の曲、どのグループに似てるな〜って思い浮かばないのがマニア心をくすぐらなかったです。