Michael Franks / Skin Dive
Sleeping Gypsyの記事を書いたのも、既に3年前とは。歳月が経つのは早いものです。おそらくその時は夏の夕暮れに早めのビールwで、Michael Franksを聴くとハマるということで記事にしたと思う。
今日はその、のほほーんとした声が85年のニューヨークサウンドに合うのかどうかという心配を見事にいいように裏切ったSkin Diveというアルバム。私的には絶対の時代、82~85年のニューヨークサウンドを見事に昇華させており、AORのジャンルながらこれはブラックミュージックファンにも是非チェックしていただきたい。
1曲めと4曲めがヤバいのだが、1曲目はMelba Mooreのあのナンバーと同じタイトルの”Read My Lips”。ベースにMarcus Millerを迎え、極上のスラップに軽やかなボーカルが乗るという絶妙なコンビネーションとなっている。4曲目”Don’t Be Shy”はアルトサックスにDavid Sanbornをフューチャー。スムースなトラックからリズミカルに流れが変わりゆくナンバーで、ラストは角松的な終了でこの時代が好きなら感涙もののナンバーになっているw。
この2曲以外は、Michael Franksの真骨頂といえる、けだるくやるせないナンバーが散りばめており、これはなかなかの内容ではないでしょうか。買いです。
安心して聞けますね。心地よいです。↑のAfter 7はちょっと低音がきついすね。重すぎるというか。
プロダクションが正解なんでしょうね。本人の特に際立ったところは感じられないですが。
After7はアルバムではまた違った音質になるのではないでしょうか。