Al Jarreau / Breakin’ Away

どういうジャンルにあてはまるのか微妙なアルバムですが、特に気にすることなく好きになったアルジャロウのこのアルバム。
このアルバムのプロデューサーであるJay Graydonが関わったGeorge Bensonの作品も、特にブラックミュージックという大きな範疇の中には入るのでしょうけど、ソウルというと希薄でありますから。でも大好きなんだよな。
このアルバムの中ではやはりタイトルナンバー、”Breakin’ Away”に尽きるかな。TOTOのJeff Porcaroがドラム、David Fosterがピアノ、フェンダーローデス、シンセサイザーを担当するスペクタクルなメンバーによるナンバー。
タイトル曲、いいですよね。シングルカットされたものの、”We’re In This Love Together”ほどのヒットにはならなかったのですが、自分も、”Breakin’ Away”のほうが好きでした。なんとも穏やかな”Teach Me Tonight”もよかったなぁ。
ソウルという枠内にははまらないひとですね。
でもソウルファンも好きになりえる飛びぬけた音域。サウンドがまたいい。
今の音を聴き比べるのもなんなのですが、この時代しかなし得ないサウンドです。