James Ingram / Always You

alwaysyou
やはり驚きの訃報はTwitterからでした。早朝、情報早い・・・・ Yahooニュースでは夕方に掲載。
James Ingramが天国に。もっともっと活躍できただろうに、シンガーとしても製作者としても。
安らかにお眠りください。
亡くなってから、うちのブログにも”Zingara – James Ingram”で検索され訪れる方が多く、皆さん彼の活躍を思い返している時間であろう。
ずっと追いかけていたわけでないので、あまりJames Ingramのことは深く知らないです。特にメジャーナンバーは。ソロ作は基本ゴスペルアルバム以外は買いましたがポップスフィールドなナンバーや客演曲は音源として持参してないので広範囲の活躍に関してはわからない部分が多いな。

ソロ作はこのAlways Youが一番好きだったりします。93年にブラコンアルバムって厳しい扱いだったろうけど、ソウル・ブラコンファンにとっては久々のリリースとあって喜んだもんであった。聞く前からフィリーサウンドの名士Thom Bellが手がけるナンバーは素晴らしいのは解かっていたし、どんなに大風呂敷広げたバラッドがあっても安定感でもあるので批判はなかった。Thom Bell以外ではKeith ThomasというBeBe&CeCe Winansを手がけたプロデューサーを器用。

どのナンバーもいいのだけど、私的に1番なのは”You Never Know What You Got”。
Thom Bellさすがとしがいいようがない。フィリーファンはシタールやホルン使いに涙するし、そしてJames Ingramの朗々と歌い上げる姿が目に浮かぶような曲調、ラストにはお決まりの雄たけびも聴かせてくれ、ありがとうといいたくなる。
訃報に早く嘆いていたGerald Albrightがサックスで絡む、Maurice Whiteのナンバー”Too Much For This Heart”や一発目の”Someone Like You”や表題曲等、名曲が多い。

このアルバムはリリースされた時代が難しかったのだが、James Ingramの全作として振り返れば最重要作であると思う。

hiroo

シェアする

4件のフィードバック

  1. このあと、15年くらいアルバムが出なくて、結局、その2008年に出たアルバムが最後になっちゃったんですね。もともと、シンガー志望ではなくて、キーボードを弾いていた人みたいですが、だから、あまり前へ出る欲がなくて、人をたてるのが上手い感じだったのかなぁ?なんて思いました。

  2. Makiさん
    自身のアルバム制作にはあまり興味がなかったんですかねぇ。噂では結構キレ気味な性格らしいですよ。ブレーンに恵まれなかったのかな。
    おっしゃるとおりミュージシャンシップは感じます。
    バラディアーなイメージなのですがZingaraでも発揮していたアッパーなナンバーがカッコいいのに、そういうナンバーの作り込みが弱かったのが残念。マイケルのP.Y.T.を作れる実力があるのにね。

  3. 名曲ですねえ。このアルバムは全くチェックしてませんでした。
    声が良かったのに生かし切れてなかった感が強いですね。

  4. DEさん
    そうですね。プロダクションで変わるひとですね。
    このアルバムも地味だしなぁ。でも自分の好きな楽曲なんでしょうね。
    どこかグループに所属していて、そのリードボーカル的な存在ならもっと冴えたナンバーもあったのかも。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

コメントする