Blue Magic – Past, Present & Future

ソウルミュージックにはまり多感な時に聴いていたBlue Magic。ソウルバーに足蹴く通いスウィートソウルの登竜門として聴きだしたグループだった。ブルーの下地に車に寄り添い佇むメンバーのジャケットの1stはSide Showが挿入されているマスト盤となっている。今やSilk Sonicのおかげでフィリーソウルが注目されているので聴き返しているひとも多いのではないのかな。
89年のアルバムFrom Out Of The Blueから4年経った93年、イレギュラーともいえるシングルリリース。俺は当時、大阪に住んでいた。
マキシシングルなもんだからそんな奇抜なメディアはどこにも見当たらず、しばらく諦めかけた時、結局数ヶ月後に梅田のDisc J.J.で中古で出会ったと思う。発売時はプレス枚数少なかったのか少し入手困難だったようだが2年後にカナダ盤、日本盤で再発になり容易に入手できるようになったようだ。
Blue Magicの看板リードシンガー、Ted Millsはこのシングルの時には脱退しており新たにRod Wayneというシンガーが加わった。
強力な個性を持ったTed Millsの後を受け継ぐのも大変かと思う。しかしながら一聴して痺れるようなクリアで伸びやかなファルセットを聴くと脱退劇は杞憂に終わったか。それぐらいインパクトのあるシンガーだった。通常の裏声だけでなく女々しく泣きのあるファルセッターはなかなかいない。
プロデュースはPATRICK ADAMS。GEORGE KERR、PAUL KYSERと並ぶ甘茶ソウル界の三大巨匠の一人だ。音数は少なく正直チープ路線だが、それが逆に哀愁感を漂わせ、そしてROD WAYNEのファルセットを際立たせてくれる。
残念ながらは2016年にお亡くなりになったようです。2004年にブルーマジックから去り、テネシー州立大学コミュニティ音楽芸術アカデミーのディレクターと州立大学のインストラクターになりました。彼はまた、歴史的なクラークメモリアルユナイテッドメソジスト教会を含むさまざまな地元の教会に協力したといいます。
Blue Magic、2020年には驚きの復活作”SHARE A DREAM”をリリース。オリジナルメンバーは二人のみになりましたがまだまだ元気なところをみせてくれました。
このジャケからこの高音は想像できないですよね。
ファルセット唱法を知らなかった中学生のころ
スモーキー・ロビンソンを聞いてびっくりした記憶があります。
ちょっとあの歌い方はヤバい人なんじゃないかと思ってました。
その後はRay, Goodman & Brownとか色々聞いてすっかり
好きになりましたけどね。
Blue Magicは聞いたことありませんでした。かろうじて
From out of the blueのジャケット写真を見たことある程度です。
これまた魅惑のヴォーカルですねえ。
ブラックミュージックを聴きだした88年頃でしたが当時ファルセットなる唱法も知らなかったような。
同じくスモーキーのJust To See Herを聴いて、なんじゃこりゃと思ったしだい。
ベルベットボイスとはまた違い、ブルーマジックとかグループもののファルセットにはまったのはお酒をがんがん外で飲みだしてソウルバーにはまってからかな(笑)
ブルーマジックはいろいろアルバムあるけど、なぜかスタイリステックスと同じでデヴューアルバムが一番クオリティが高いのよね