David Sea – Born To Sing
テンプスの誘いを蹴った男という派手なキャッチフレーズがソウルファンを聴く前から虜にしたソロアーティスト”David Sea”。確かにテンプスのリードシンガーに求められる爆発力と表現力を持ち合わせたシンガーであります。
このアルバムは当時のBMRでも、すげえやつがデビューしたぞと話題になったセカンドアルバム。この前に1枚あるようなのだが、どんな内容やジャケットなのかまったく不明。
今はDennis Edwards率いる第二のテンプス(よくテンプスというネーミングを入れて営業できるなと不思議なのだが)のメンバーでもある。ちなみに第三のテンプスのリードシンガーであったRichard Streetは2013年に亡くなっている。他似非テンプスグループはかなり現存しているもよう笑。
テンプス云々、誰がいていつ脱退してという話は詳しくないし、アリオリ在籍時のアルバムくらいしか持ってないので、あまり語れません。
このアルバム、圧倒されるナンバー揃いで、実力を余すことなくぶつけてくれる。 テンダーな旋律All I Need Is Youは歌のみ熱い。ギターソロもがもの悲しくもあるが、悲しさを叫びに置き換え歌い倒すSomething About You、ブラボーと聞き終わった後に拍手してしまうI’ll Only Be Here One NIght、Dennis Edwardsが参加するI Wish It Would Rainはグループ仕立て、まさにテンプスそのもの。Gerald Albrightがサックスソロで参加するブラコンタッチのLove Me Downも最高である。
久しぶりに聞き返したが、熱すぎるわ。夏には厳しいのでエアコンの効く涼しい部屋で聞いていただきアルバムです。