El DeBarge / Second Chance ・・・Album Review

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12月はEric Benetを筆頭に、R&Bは豊作となりました。このEl DeBargeはリリース前の予約時期に早々とポチしていました。シングルカット、Second Chanceがグッときたもんですから、絶対に外れはないやろうと。
既にR&B好きの方からの絶賛で、あえてレヴューする必要もなくなりましたが(汗)、かいつまんで。

El DeBargeはDeBarge以降のソロ作品でいえば、アルバムごとに微妙にカラーが異なっていました。ポップ指向な1st、その延長線上のGemini、多彩なIn The Storm、そしてBabyfaceのメロウトラック満載のHeart,Mind & Soulと。個人的にはHeart,Mind & Soulが一番Elにとって相性の良かったプロダクションだったと思います。
その路線が半分以上あればいいなと期待していましたが、それ以上に進化した内容であったのに驚きました。

Babyfaceが絡んだナンバーは”When I See You”1曲のみ。しかもライティングのクレジットのみで、いつものFace節は希薄です。
その代わりといっちゃなんですが、大御所Jam&Lewisが意力を存分にみせてくれています。
Avila Brothersと共作したHow Can You Love Meや、Joyfulのサビ部分は流麗なコーラスが印象的。DeBarge作品かと錯覚しそう。ピアノやフェンダーローズの旋律もたまりません。
いいナンバーはJam&Lewisだけではありません。PortraitのMichael SaulsberryがプロデュースしFabolousがラップするナンバー5 SecondsはなんとStay With Meをサンプルに。反則業です。素晴らしくキュートなナンバーにできあがっています。

製作陣にも恵まれた今作ですが、忘れてならないのはEl自身の衰えない美声、そして製作意欲です。あくまでもオリジナリティを損なわず、貫く流儀が素晴らしい。プロフェッショナリズムですね。傑作が届けられました。

hiroo

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