Naul / GLORIA

昨日、Twitterにてソウルファンに衝撃が走った。いや俺を含め一部かもしれんが、相当やられたよ。

コーラスグループEnchantmentの”GLORIA”はソウルファンなら一度は聴いてる名曲だ。「かえる」のジャケットで有名なMichael Stokesがプロデュースしたスウィートソウル名盤は、ソウルファンの自宅に一枚はあることだろう。このナンバー、1996年にJesse Powellにも素晴らしい喉でカバーされた。

そのナンバーを韓国のヴォーカルグループBrown Eyed Soulのメンバー”Naul”が本家、そしてJesse Powellをも凌いだのでは?と思わせる超ど級カバーを披露してくれた。俺自身はこのNaulも所属するBrown Eyed Soulも知らないが、なにやら韓国ではナンバー1のボーカリストして認められているらしい。俺が驚いたのはネイティブと一切遜色のない英語力、そしてファルセットを交えた表現力の豊かさ、更に楽曲をも海外ミュージシャンに頼らず70’sの厚みのあるサウンドをリメイクしたプロダクション能力にも感嘆した。現行R&Bのレベルが、日本はフィリピンに劣っていると思ってはいたが、どうやら韓国にも完敗している・・・。点点点だよほんと。

Jesse PowellのGLORIAで過去、感動したもんだったが、同じくらい、いやアジア系のミュージシャンがここまでやるのかという驚きも含めたらその時以上のものがあるナンバーにぶちあたった。
シングルにはスレイベル(サンタクロースのそりに付けられたあの鈴)がイントロで聴けるクリスマスバージョンともいえるGloria(Year End Version)も収められている。こちらは極力アカペラに近いトラックでよりボーカルが際立ち更に聴きごたえあり。

hiroo

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5件のフィードバック

  1. Jesse PowellやEnchantmentも聞いてみましたが、遜色ないですね。
    ほんとに日本からもこんなグループ出てほしいですねえ。
    けっこう上手い連中もいるんですが、やっぱり英語がスムーズじゃないと
    発音に一生懸命になってるようじゃ歌になりませんものね。

  2. このナンバーはスウィートソウルが好きになったきっかけの1曲であります。
    Jesse PowellやGuesssなど、カバーするアーティストはいましたが、ここまで原曲に忠実に、更に抑揚を高く設定したナンバーはなかったです。
    そう、しかもアジア人。普段英語を話さない人種がここまで歌えるのが驚き。
    相当、勉強したのか、留学でもしていたのか定かではありませんが、事前に知らせがなければネイティブと完全に思い込む自然な英語ですね。

  3. 韓国って、ダンス系のアイドルグループしかいないのか?と思っていましたが、日本で、そういう人たちしかプッシュされていないだけの話みたいですね。ゴスペル系で、Kirk Franklinとも共演しているらしい、Heritageとか、いろいろといるようです。
    我が国は、JazzやClassic以外の音楽に関しては、どんどん閉じていく一方な感じがして、なんだか…。
    書き込みは、これが今年最後になると思います。一年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

  4. 韓国・・・そうですね、日本で売れてるという印象のグループはダンス系アイドルグループに限るような気がします。この前、メンバーひとりが亡くなったShineeもそうだし。Shineeもデビュー当時は、ダンス以外もいいなと思うところがあったんやけどね。以降、日本語バージョンというかどうしても市場を狙ったものもありどうなのかなと。
    地元ではやはり音楽好きを唸らせる方々もいるんですね。このNaulもそうなのかな。日本は売れなければ、存続できない厳しい世界ってのもあるのかな。インディつうても、儲けないやろしね。
    どうも、今年もありがとうございました。よいお年をお迎えください。

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