Bert Robinson – No More Cold Nights

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Comments: 10

過去記事に加筆です。

暑苦しい夏に暑苦しい、もとい(笑)熱いボーカルをあえて。

バリトンシンガーは今は現代では皆無状態ではありますが80年代後期から90年代前半は良きソウルの時代を真摯にフォローしたボーカリストが多かったです。

過去の偉大なシンガー、Teddy Pendergrass。TeddyからJoyまでのソロアルバムは好きでしたよ。ストックに埋もれてますがたまに聞き返したくなります。


そのテディペン・フォロワーといえば、私的にはGene Riceを真っ先に思い浮かべますが候補は多く、その中でもこのBert Robinsonは地声の太さは群を抜いていたのではないかな。87年というニュージャック前夜の時にNo More Cold Nightsというブラコンアルバムを。


By All Meansのプロデュース活動のスタート地点として、このアルバムがよく取り出されますが、実際には#5のTough Enoughしか制作しておらず、しかもそれ以外の曲のほうが良かったりする(笑)。そういう意味では、評論だけを信じず自分で耳にし、クレジットを見て本当の評価をしていきたいな。

では何が凄いのかとなると、やはりスローで聞ける野太いバリトンボイスと反比例するシャープなルックスだろう。一番は#4″Never Gonna Give You Up”でリフレインするフレーズにはかなり力がこもっており、インパクト大。それに続くナンバーはPeggi Bluとのデュエット作#6″All The Way With You”だろうか。また#1″Heart Of Gold”もSaxでGerald Albrightを迎えたブラコン直球作品で素敵だ。One Wayが制作した#11″Still Waiting”もラストにふさわしいです。

CDの初回盤は一時高騰していましたがExpansionが再発してから急落。元々LPは激安で流通しております。いいのに安いっていう典型的なブラコンが軽んじてみられてるお皿。寂しいですな。

hiroo

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10件のフィードバック

  1. こんばんは。
    ご紹介ありがとうございます。個人的にかなり好みです。
    自分はCD Onlyでしか、聴けないのでこの盤調べてみたら
    結構高価だったので、どこかで手頃な値段であるか再発して
    もらいたいですね。

  2. 初めまして、SOUL好きの者です。いつも覗かせてもらっています。
    Bert Robinson、かなりテディペン似のバリトン・ボイスで、気に入りました。CDは、恐らく入手困難かと思いますが、また、お薦め曲があれば、是非、紹介していただけると嬉しいです。
    近々、TawathaのCDが再発されるそうなので、喜んでます!

  3. 9naさん
    強力なバリトンシンガーですよね。当時、どちらかというとジャケ買いだったんです。
    聴いたらけっこうディープなんで驚きました。
    CDは随分経ってから、レアもの扱いになり、高騰しました。
    再発はありえると思いますので、気長に待った方がいいかもしれませんね。なにせチャックスタンレーさえ再発になりましたから。

  4. Beauさん
    はじめまして。ソウル好きな方がお越しになっていただくのは、とても嬉しいです。ブログをやっていて良かったです。
    この当時のアルバムは例のごとく、CDのプレス枚数が少ないという要因が大ですが、LP激安、CD高値といった図式で、入手しづらいようですね。
    確かにBertの声は、あまり聴けないバリトンなので貴重ですし、ソウルファンに人気がでてもおかしくはないです。
    Tawatha、そうそういいアルバムですよね。Mtume関連は昨年から再発が進んでいますので、もっとCDとしてリリースされると思います。
    これからもどうぞよろしくです!

  5. いやあ本当に良い声していますよね!ジャケ買いと言うのも
    わかります。
    今こういうシンガー中々いないですからね。
    彼の2ndは、どうなんでしょうか?バートロビンソンも
    チャックスタンレーのように再発してもらえたら嬉しいです。
    またお勧めご紹介楽しみにしております。

  6. 2nd”I Promise You Love”は89年リリースのものですね。
    ニュージャックの時代突入ですから、打ち込みが強く、わたしは大丈夫ですが好き嫌いがあると思います。
    Al Hudsonがタイトルソングをプロデュースしていますが、ファンクではなく、ムリめなダンサーっていったところでしょうか。それでもスロウは凄いですよ。歌えてます。
    CDは1stに比べまだ見つけやすいと思うので、安けりゃゲットですね。
    By All Meansのメンバーが1stに絡んでいるので、そのまま製作してくれたら、こんな中途半端にならないと思うと、惜しいですね

  7. この方、後聴きで、気になりながらも、
    “Heart Of Gold”しか知らず、
    そのまんまになっていたのですが、
    2022年に日本でCD再発されて、
    まだ、お手頃価格で買えるんですね。

    で、今回の加筆再掲載で思い出して、
    Amaでポチりました。

    ありがとうございました。(?)

    • ご購入ありがとうございます(笑)

      もうこういうアーティストは出てこないのかもしれません。古いって先に思われてシーンから逸脱してるって。なにせ金にならない音楽は現代では生き残り困難です。
      少し前だったらインディソウル?のような扱いでR&Bもプチ盛り上がっていた時もあったのですが今は空虚。R&Bはどこに向かうんでしょうねぇ。
      わたしたちはフィジカルで細々と楽しむしかありません。

  8. 昨日、到着いたしました♪

    なんと、Gene Riceが、
    バックボーカルで参加しているんですね。

    金澤俊和さんの解説を読んで知ったのですが、
    CDのライナーの小さい小さい字を、
    虫眼鏡で見て(笑)、たしかに確認しました。

    おお!と思う人、出て来ないかな?
    と、今も、最新のAdult R&Bチャートは、
    チェックを怠らんのですが、
    最近は、ゴスペル系のレーベルの人が、
    増えてきている印象ですね。
    やっぱ、そういう流れなのかなぁ。

    • GENE RICE参加でしたか!
      類は友を呼ぶ・・・ですかね(笑)
      声かぶると思うのですが

      虫眼鏡ですか、わかる~
      CDのスリーブ小さいもんね

      90年代のように次から次へと名盤が生まれでてくるのことはもうないかな
      だからフィジカル購入で散財することもなくなりそれはそれでいいことかしれませんが(笑)
      この前ユニオンに久々寄ったのですがソウルR&Bは全体的に高額になりつつありますね
      もう40~50年前のレコードだから希少になりつつあるのかな

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